リーダーシップのある48名の村の若者をユースイニシエーターとして養成した。また、村長、宗教指導者、女性組織のメンバーなど大人支援グループを編成した。
若者の声を政策決定者に届けるために、若者が若者から声を集め、ポートレート入りのアドボカシーツールを制作した。これは、若者がコミュニティレベルの政策決定者に支援を訴える際に活用された。
またユース・イニシエーターと大人支援グループによる演劇グループが作られ、村からの集めた実話を基にした台本を作成し、村の中で上演された。演劇は、多くの村人がリプロダクティブヘルスに関わる問題に気付く機会を作った。
大人支援グループは、思春期の子どもを持つ親を対象にした談話会を開催し、親への啓発活動を実施した。
多くの若者に思春期保健に関する情報とサービスが届くように、村・コミューン(郡の下の行政単位)・郡・州のレベルにおいて、ユース・イニシエーターと大人支援グループの代表者が共同で政策提言活動を展開した。その結果、1つのプロジェクト地域では、コミューン保健センターにおける若者向けの医療サービスの無料化が決定した。また、コミューン開発予算に思春期保健活動のための予算が計上された。