カンボジア国リファラル病院における医療機材管理強化プロジェクト

プロジェクト名 カンボジア国リファラル病院における医療機材管理強化プロジェクト
実施国 カンボジア王国
実施地域 カンボジア全国の対象レファラル病院(国公立22病院)のある特別市及び州(年間患者数は約80万人)
対象グループ
  1. 保健省ナショナルワークショップ・チーム(NWT)
  2. 各リファラル病院の医療機材管理グループ(副院長、経理担当者、医療機材技術者の3名で構成)
活動の目的 長い内戦時代を終え復興支援から開発の段階に入っているカンボジアのミレニアム開発目標(MDGs)の指標は、依然として、妊産婦死亡率(出生10万対290)、乳児死亡率(出生千対59)など、アジア地域の中でも高く、包括的な保健医療サービスの速やかな改善が求められています。こうした背景をもとに、プロジェクトでは、2006年から2009年まで実施した前身のプロジェクト(MEDEM1)の経験に基づいて、後継のMEDEM2が2009年11月に開始されました。

プロジェクトの目的は、以下の通りです。

  1. カンボジア医療機材管理システムの確立と強化
  2. 保健省ナショナルワークショップ・チーム(NWT)の監督機能の強化
  3. NWT及びリファラル国公立病院(CPA3)の連携の強化
  4. 対象国公立病院(CPA2)での医療機材管理機能の強化
委託機関 国際協力機構(JICA)
((有)エストレージャと共同実施)
実施期間 2009年(平成21年)11月‐2012年(平成24年)3月
現地共同実施団体 カンボジア保健省、全国の国公立22リファラル病院並びに第2次リファラル病院他
活動内容 中央・地方のレファラル病院のカウンターパートが、自立して医療機材を管理できる能力をさらに向上するために、各病院の医療機材管理グループに対して、保健省ナショナルワークショップ・チーム(NWT)とともに、

  1. 医療機材管理政策の技術指導
  2. 医療機材管理技術(メンテナンス・管理システムなど)の技術指導
  3. 保健行政・マネージメント能力強化の技術指導

などを研修や現場での個別指導を実施しています。

プレイ・ヴェン州保健局長と情報交換

プレイ・ヴェン州保健局長と情報交換

現地からの声 研修参加者の声:今まで自分の業務や自分にできることなどをしっかりと分析する訓練を受けたことがなかったので、今回の研修は自分にとって大変新鮮でした。職場に戻ったら、他のスタッフの能力開発の具体的な方法として是非実施してみたいと思います。(2010年3月のセミナー参加者)
各病院の現状分析を行う(2010年3月セミナー)

各病院の現状分析を行う(2010年3月セミナー)

JICAナレッジサイト内
プロジェクト基本情報