熊本地震被災女性・母子支援(5月11日)経過・進捗報告
- レポート
- 熊本地震被災女性・母子支援
2016.5.11
熊本の被災地は、阪神淡路大震災時のような火災災害がなく、東日本大震災時のような二次的津波災害、震災地域がかなり限定されていました。
ただし、地震発生から3週間が経っていましたが、震度3を超える直下型地震(余震)が頻発に発生している状況でした。
- 被災者の多くの家屋が半壊あるいは全壊されていること
- 被災女性・母子のほとんどが車両を所有し、必要なものを購入できる状態であること
- 余震が多発することから家屋が倒壊する恐怖で、就寝時だけ避難する被災者がおおいこと
- 震災後2週間ですでに、ライフラインなどインフラの復興及び物流が再開していたこと
以上の4点が、東日本大震災の5年前と大きく異なることです。
ジョイセフは、刻々と変わる状況確認を踏まえて、
- 妊婦や産後の母子のケア
- 避難を余儀なくされている母子や女性の安全対策と癒しケア
- 二次被害(性被害や性暴力など)の対策支援
- 被災女性・母親のトラウマや心のケア支援
- 被災女性・母子の交流の場の提供
以上を柱に、
熊本被災地で活動をしていきます。
メディア報道されなくなった今こそ、
被災地への継続した支援が必要です。
あらためまして、ご協力よろしくお願いいたします。
熊本地震被災女性・母子支援募金のお願い
皆さまがお寄せくださった支援金は、公益社団法人日本助産師会、一般社団法人日本家族計画協会、熊本市の男女共同参画センターの協力のもと、被災地および近隣に住む助産師、医師、自治体などと連携し、私たちの支援を必要としている女性と母子にお届けいたします。
皆さまのご理解と温かいご支援を賜りたくお願い申し上げます。