格差拡大の陰に女性の課題が山積

~世界人口白書 2017より~

2017年11月1日

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国連人口基金(UNFPA)が2017年10月17日、『世界人口白書 2017』を発表しました。タイトルは「分断される世界-格差拡大時代のリプロダクティブ・ヘルス/ライツ」です。
2017年版では、巻末の指標ページに「児童婚の比率(18歳未満の女子)」、と「女性性器切除 (FGM)実施率(15-19歳の女子)」など、新しい項目が加えられています。特に、リプロダクティブ・ヘルス/ライツの観点から、女性への有害な慣習に焦点を当てたこれらの指標を紹介します。
表1と、表2に取り上げた国は、数値が公表されている国のみです。特に、女性性器切除をしている割合は「データなし」の国がほとんどで、実態が把握できていない国々(主にアフリカ諸国)の過酷な現状が憂慮されます。
白書では触れられていませんが、児童婚について日本の現行民法では、未成年者でも親の同意があれば女性は16歳以上(男性18歳以上)で結婚できるとされています。成人年齢を18歳に引き下げる改正と合わせて、女性の結婚できる年齢を18歳に引き上げることを検討する動きもあります。
SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」には、2030 年までに、家族計画、情報・教育及び性と生殖に関する健康の国家戦略・計画への組み入れを含む、性と生殖に関する保健サービスをすべての人々が利用できるようにする」ことが掲げられています。また目標5「ジェンダー平等の実現」では、早期結婚や女性性器切除の撤廃が掲げられています。


持続可能な開発目標(SDGs) 17すべての目標に求められるジェンダーの視点

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