新年のご挨拶　2024年1月1日

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2024.1.1

新年を謹んでお祝い申し上げます。

皆さまが、穏やかに、新しい年の朝を迎えられたことを願ってやみません。

今年2024年は、カイロで開催された国際人口開発会議（ICPD）で、リプロダクティブ・ヘルス／ライツが提唱されてから30年です。女性の健康と命を守り、女性と少女がエンパワーされ、女性が人生を自ら選択できる世界の実現を目指して活動する私たちジョイセフにとって、1994年のICPDは歴史的な出来事であり、今も色あせることなく、進むべき方向を示してくれる指針でもあります。

ミレニアム開発目標（MDGs）も、持続可能な開発目標（SDGｓ）も、ICPDの行動計画に立ち返って策定されました。

そのSDGsは、中間年が過ぎた時点で、2030年の達成が厳しいことがわかっています。誰一人取り残さないと謳い、世界を望ましく変革するはずだった持続可能な開発アジェンダは、今、世界で起きている非人道的な行為によって、踏みにじられています。

市民社会の一員として、人々が平穏な暮らしを取り戻していく1年になることを心から祈ります。そして、ジョイセフは、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ（SRHR：性と生殖に関する健康と権利）が基本的な人権であることが浸透し、女性のみならず、すべての人の尊厳が奪われることのない世界を目指して、今年も声をあげ、活動を続けていきます。

2024年も、皆さまのご支援ご協力を賜りますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。