ひとジョイセフと一緒に、世界を変えていく「ひと」

ジョイセフスタッフのキャリア紹介

2023.5.18

ジョイセフには、さまざまなキャリアを持つスタッフが集まっています。これまでの仕事で学んだこと、積み重ねてきた経験や人とのつながりを活かし、世界の女性のために働くスタッフのキャリアを紹介します。

1. 山口 悦子(事務局次長)
2. 矢口 真琴(海外事業)
3. 吉留 桂(海外事業)
4. 藤島 一貴(海外事業)

社会行動変容コミュニケーションへの興味からジョイセフに入職。より多くの人々が自分らしい生き方を選択できるように、自分自身もさらに成長したい

山口 悦子 (事務局次長)

 
これまでの経歴
カーターセンター(米国NGO)と外務省でのインターンシップ、開発コンサルティング企業等を経て2004年にジョイセフに入職。子どもの頃からアフリカに関心があり、アフリカで仕事がしたかった。当時アフリカの発展を語る上でHIVが大きな課題となっており、HIV予防や検査やエイズ治療の促進には社会行動変容コミュニケーション(SBCC)が必要とされていた。SBCCには興味があり、その事業担当者をジョイセフが公募していたため、ジョイセフに応募した。入職後はアジアの母子保健への男性参加事業やアフリカのHIV感染予防、母子保健、思春期保健などのプロジェクトを行ってきたほか、ジョイセフからJICAに出向する形で専門家や企画調査員も経験。

現在の仕事
様々な国・地域のプロジェクトの形成、実施、モニタリング・評価等に携わっているほか、海外事業を含むジョイセフの事業全般の戦略や方針を検討している。

やりがい
現地のニーズとジョイセフの強みに基づいてプロジェクトをつくり、それを実施できる。実施中も現地の状況の変化に応じて臨機応変対応し、真に現地の人々のエンパワメントに繋げていくことができる。複数の国やプロジェクト間での学び合いによって相乗効果を生み出せる。

今後の目標
より多くの人々に、自分らしい生き方を選択できるようにエンパワーされたと感じてもらえるよう、もっと勉強し、自分自身も成長する!
  


 

アフリカの人たちとの出会いが変えた人生。アドボカシーからプロジェクト担当者に転身

矢口 真琴 (海外事業)

 
これまでの経歴
大学時代、留学先でのアフリカの人たちと出会いがきっかけで、国際協力を目指すように。大学院で国際協力を専攻し、NGOで働きたいとの思いからジョイセフに入りました。最初はアドボカシーを担当して、日本のODA政策への提言に12年ほど従事しました。その後、プロジェクト実施運営に関わるようになり、これまでタンザニア、ミャンマー、ネパール、ガーナ、スーダン、ザンビア、ケニアでプロジェクトの運営監理と、保健サービスの質向上分野を担当するようになりました。

現在の仕事
開発途上国で実施するプロジェクトの運営監理と、整理・整頓などの業務環境改善や業務プロセスを改善するための5S-KAIZEN-TQMと呼ばれる手法を対象地域の保健医療従事者に伝授し、彼らが活用できるよう能力強化をしています。

やりがい
プロジェクトをきっかけに、現地の人たちが自らの力を認識し、エンパワーされて変わっていく姿を目の当たりにすることができた瞬間にやりがいを感じます。5S(整理・整頓・清掃・清潔・習慣)研修を実施した後、看護師たちが次々と工夫して保健施設での業務を効率化していく様子を見て感銘を受けました。

今後の目標
携わるプロジェクトが、現場のニーズを把握しながら、現地の人々の生活や人生がより良いものになっていくきっかけになると良いと思っています。
 


 

学生時代の出会いがきっかけで国際協力の道へ。人々の意識と行動を変える「人づくり」に力を注ぐ

吉留 桂 (海外事業)

 
これまでの経歴
大学4年時のジョイセフでのアルバイトが国際協力NGOとの出会い。大学を卒業して3年間中学校で英語教育に携わった後、国際協力分野へのキャリア変更を目指して、米国の大学院で国際比較教育学を学ぶ。2001年にジョイセフ入団。2001~2008年まで、アジア地域のSRH(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス:性と生殖に関する健康)事業運営に関わる。2009~2014年まで社会行動変容コミュニケーション(SBCC)分野での技術協力を行うグループで活動。SBCCとは、相手の思いや考え方に働きかけ、行動変容につなげていく方法のこと。2015年からは開発協力グループで、海外での複数のプロジェクトに横断的に入り、SBCC分野の技術協力を行っている。

現在の仕事
支援対象地域に暮らす住民一人ひとり、およびその周囲の人たちの行動変容を促すためのコミュニケーション戦略構築、メッセージ作り、教材開発、教材を使ったコミュニケーションの研修を実施していく方法を、ジョイセフの開発したツールや経験を活用し、現地パートナーたちとの協働作業を通じて伝達したり、伴走しながらサポートしている。

やりがい
色々な経験・考え、背景を持つ人たちとチームを組んで、持っているものを出し合って作り上げていくプロセスを共有できること。仕事仲間が、活動を通じて共有した方法を使いこなして進化させている様子を見聞きしたり、他の事業でも活用していると知った時に、やりがいを感じる。

今後の目標
ジョイセフのSBCCのやり方をファシリテートできる人を増やして、より多くの国や事業で活かせるようにしたい。セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツに関してまだ取り組めていない課題も多いので、自分の引き出しを増やし、守備範囲を広げていきたい。


 

最先端の医療サービスに救われた経験が、大手企業を飛び出す原動力に。すべての人に医療の恩恵を届けたい

藤島 一貴 (海外事業)

 
これまでの経歴

  • 民間企業で5年間木材の流通事業(欧州・北米からの輸入調達、関東圏の流通販売)を経験したあと、JICAで人材開発の仕事に1年半従事。その後、ジョイセフでアフリカ諸国の妊産婦や若者の保健に係る開発事業の実施に携わっています。
  • 社会人4年目の時に、最先端の医療サービスと高額療養費制度を利用する経験を経て、「すべての人が最低限の医療サービスにアクセスできる環境を整えることに貢献する仕事がしてみたい」と考え、思い切って会社を飛び出したのがきっかけでした。

現在の仕事
ODA事業の派遣でケニアのニエリ県に駐在しながら、スラム地域周辺の妊産婦が安全なお産ができるように、分娩施設の建設や医療者のスキルアップを行っています。また、ナイロビで、日本の製薬会社による支援で実施している子宮頸がんの予防啓発事業のサポートも行っています。

やりがい
現地の行政職員や医療スタッフは、大枠では私たちと同じ目標を共有しつつ、違う価値観を持っています。彼らと日々顔を突き合わせ、意味のある支援のために議論を重ねていく。時には利害が対立しますが、妥協点を探って交渉していくのはエキサイティングで、やりがいがあります! 沢山の妊婦さんや子どもに出会えるのも醍醐味です。

今後の目標
実施中の事業の全ての成果目標を達成する。修学中の公衆衛生大学院を無事に卒業する。

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