ザンビアのおける子宮頸がん予防と学校との連携による思春期の性と生殖の健康・権利(SRHR)の強化プロジェクト

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プロジェクト名 ザンビアのおける子宮頸がん予防と学校との連携による思春期の性と生殖の健康・権利(SRHR)の強化プロジェクト
実施国 ザンビア共和国
活動の目的 プロジェクト対象地域の若者が、HIV/性感染症、子宮頸がん、若年妊娠、ジェンダーに基づく暴力(GBV)などに関する正しい知識を身につけ、質の高い思春期保健サービスや情報へのアクセスが向上する。
実施地域 ザンビア共和国 中央州カピリ・ムポシ郡
対象人口 カピリ・ムポシ郡人口:約356,921人
うち、対象3地域の15~19歳の中等学校生徒1,722人を主な対象とする。
実施期間 2026年6月~2029年5月(3年間)
スキーム等 第一三共株式会社
共同実施機関(現地) カピリ・ムポシ郡保健局、ザンビア家族計画協会(PPAZ)
背景

 ザンビアでは、若年妊娠、HIV/性感染症、子宮頸がん、ジェンダーに基づく暴力(GBV)など、思春期の若者を取り巻くさまざまな健康・社会課題があります。特に農村部では、若者が性や健康について正しい情報を得たり、必要な保健医療サービスを利用したりする機会が十分ではありません。
 事業対象地である中央州カピリ・ムポシ郡では、15~19歳の女性の妊娠率が全国平均より高く、HIV感染やGBVも課題となっています。また、学校では思春期のセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(ASRHR)について十分に学ぶ機会が限られており、教師への包括的性教育(CSE)研修も十分に実施されていません。
 ジョイセフは、2023年から3年間、同郡において、外務省のNGO連携事業を実施し、地域を基盤としたGBVの予防と被害者支援に取り組んできました。
 本事業では、これまで構築してきた行政、保健施設、学校、地域との連携を活かし、特に15~19歳の若者に焦点を当て、学校と連携したASRHR教育と若者が利用しやすい保健サービスの強化を進めます。

主な活動

今回の事業は、特に15~19歳の若者を対象に、学校でのASRHRの教育、保健サービス、学校・家庭・地域の連携の3本柱で進めます。
3つの成果目標を達成するため、それぞれ以下のような活動を実施します。

成果1.学校と連携したASRHR、HIV/性感染症、子宮頸がん、若年妊娠、GBV予防およびライフスキル教育の強化

  • 教師を対象としたASRHR・包括的性教育(CSE)研修
  • 若者ピア・エデュケーター(PE)の育成
  • PE、教師、保健医療従事者による学校でのASRHR教育・啓発活動
  • HIV/性感染症、子宮頸がん、若年妊娠、GBV予防に関する教育
  • 学校菜園や栄養に配慮した調理活動などを通じたライフスキル教育
  • 啓発教材やコミュニケーションツールの見直し・作成・活用

成果2.保健施設における若者向けASRHサービスの質の向上

  • 保健医療従事者を対象とした思春期に配慮したSRHサービス研修
  • 保健医療従事者とPEが連携した地域・保健施設でのASRH啓発活動
  • HIV/性感染症、子宮頸がん、若年妊娠、GBVなどに関する相談、検査、ケアへのアクセス促進
  • 若者に配慮したカウンセリングや保健サービスのモニタリング
  • 学校・地域から保健施設へのリファラル体制の強化

成果3.学校・保護者・地域が連携した若者の支援体制強化

  • コミュニティ保健委員会(Neighborhood Health Committee:NHC)へのオリエンテーションおよび年次レビュー
  • コミュニティ保健ボランティアの能力強化
  • PTAを対象としたASRHRに関するオリエンテーションやコミュニティ・ダイアログ
  • PEを含めたコミュニティ保健ボランティアから相談・ASRHサービスへのリファラルの強化
  • 学校、保健施設、保護者、地域が連携した若者支援体制の構築

ピア・エデュケーター(PE)研修 グループワーク

ピア・エデュケーター(PE)研修で積極的に参加する若者たち