ジョイセフフレンズのみなさん
こんにちは！
パートナーシップグループの縣佳子（あがたよしこ）です。
今まで朝の連続テレビ小説を観る習慣が全くなかったのですが、ふとしたきっかけで4月から始まった「虎に翼」にドハマり中です。（お仲間いませんか～？）
戦前の大日本帝国憲法下での女性の地位の低さや生きづらさ、それを当たり前・やむなしと思う風潮に疑問を投げかけ自らを貫く主人公たちの強さや真っ直ぐさに、「切り開いてきてくれた過去があるからこその今なんだ～」と尊敬や感謝が湧き出ます。
これからどんな風に物語が進むのかな。
毎朝楽しみですし、楽しいことって簡単に習慣化できるんだ！と改めての発見です。
明日の母の日には、実母・義母だけでなく世界のお母さん、すべてのお母さん達にも感謝ですね。
今月のレポートは、意図しない若年妊娠を防ぐための取り組みがスタートしたガーナより、鈴木順子がお送りします。
【活動レポート】
海外事業グループ所属の鈴木順子です。
私は今回ご紹介するプロジェクトを機にジョイセフに入職しましたが、バックグラウンドは助産師です。大学生のときに、ある講演を聞いたことがきっかけでジョイセフの存在を知り、それ以来ジョイセフフレンズとして、活動を応援してきました。今まではジョイセフフレンズとして読んでいたメルマガの記事を、スタッフとして書く日が来るなんて…！
現在、私は生活拠点をガーナに移して、主に思春期の若者を対象にした「性と生殖に関する健康」(Sexual Reproductive Health、以下SRH)サービスへのアクセス改善のプロジェクトを実施しています。これは、2024年1月から始まったまだまだ新しいプロジェクトです。
このプロジェクトは、イースタン州アッパー・マニャ・クロボ郡の特に3つの亜郡を対象地としています。ここがプロジェクト対象地になった理由は、イースタン州の中でも若年妊娠の件数が多い地域だからです。
一般的に、若年妊娠では意図せず妊娠したケースも多いと言われています。若年妊婦の妊娠・出産は母子ともに妊娠に関連した疾病・合併症等が起こりやすく、これが妊産婦死亡や新生児死亡に繋がることも知られています。また、若年妊娠は特に女子の教育機会やその後のキャリアの幅を狭め、貧困に陥りやすいとも言われています。
このような状況を改善するためには、女子だけではなく性別問わず若者たち自身が、自分の身体やSRHに関する正しい知識を身につけるとともに、彼らが大人や周囲の目を気にせずSRHサービスを利用できるよう、親や教師、地域の伝統的指導者、保健医療従事者など、若者を取り巻く大人が正しい知識と態度を持つことも重要です。ジョイセフはこれまでの経験を活かし、個人レベルでの意識行動変容の促進から、若者を取り巻く地域社会の環境づくりに至るまで、包括的にアプローチしていきたいと考えています。
このプロジェクト、今年の1月から始まったとお伝えしましたが、こちらに来て最初に苦労したことは、プロジェクト地での住居準備とオフィスの改修です。当初予想していたより、工事に時間がかかったり、必要なプロセスが多かったりと、時間と気力を要しました。
住居が見つかるまでのはじめの数カ月は、そこから片道50㎞ほど離れた街に住んでいました。50㎞だと車で移動するには大した距離ではないのでは?と思われるかもしれませんが、未舗装道路や舗装されているにもかかわらず穴があいてでこぼこになったコンクリート道が続くところを走るため、2時間弱かかります。でこぼこ道に長時間揺られていると想像以上に体力を消耗するものです。実はまだ今もオフィスの工事はまだ済んでおらず、しばらく他の場所を借りて仕事をすることになりそうです。
そんな中でも、プロジェクトを少しでも進めていこう！と、調整や準備をしてくれるガーナ事務所のスタッフたちや、団結力があって明るく元気なカウンターパートの郡保健局スタッフたちに日々助けられています。
フレンズの皆さま、いつもサポートいただきありがとうございます。
この新しいプロジェクトが今後どのように進んでいくのか一緒に見とどけていただければ幸いです。
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*東京・埼玉・神奈川・千葉を除く
I LADY. とは、ジョイセフが行う日本の若者のためのエンパワーメント事業で、若い世代が自分らしく人生をデザインしていくのを後押しするプログラムです。今回のI LADY.出前出張キャンペーンでは、講義費・交通費無料で、ジョイセフのスタッフがあなたの街に出前講座にまいります。
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アフリカを中心としたジョイセフの海外のプロジェクト地で、現地のパートナーと一緒にプロジェクトを作り上げ、一緒に運営するスタッフを募集します。この仕事のやりがいや、職場の環境、募集条件等はぜひ詳細をご覧ください。
今回の活動レポートを執筆した鈴木もジョイセフフレンズをきっかけにジョイセフスタッフになったひとりですし、ジョイセフはフレンズの皆さまからの応募は大歓迎です。お待ちしています。
また、ご興味がありそうなご家族やご友人にもぜひご紹介をお願いいたします。
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- ジョイセフフレンズ通信
- 縣 佳子
- 2023年にジョイセフ入職。ジョイセフフレンズ・個人寄付者を担当。 個人事業主時代に、自分で住環境や生きる世界を選び取る重要性を痛感したことから女性の健康と権利を「女性. 選択できる世界を」という強いメッセージでけん引するジョイセフに期待と希望を抱き、一人でも多くの支援者にメッセージが届くようマーケティング分野での活動を志す。 思春期の娘2人、夫、愛犬と暮らす。好きなことはドラマ鑑賞・ヨガ・愛犬とののんびり自宅時間。