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ガーナの女の子、ミシンが切り開く未来

2025.3.11

  • 途上国の日々
  • 活動の現場から
  • ジョイセフフレンズ通信

ジョイセフフレンズのみなさま
パートナーシップグループの甲斐和歌子です。いつも温かいご支援ありがとうございます。

先日、ガーナから帰国しました。

ガーナでは、企業連携プロジェクトの活動視察を行い、ホワイトリボンラン2024の寄付で建設中の診療所の建設現場を訪問しました。
出張中に、日本ではホワイトリボンラン2025がスタートしました。過去最多の参加者を迎えて、毎年ムーブメントが大きくなっているのを感じてうれしく思います。

今日は、ガーナの女性の自立支援について報告します。


ジョイセフは、2023年から若い女性の縫製技術支援を行っています。
もうすぐ2年間のプログラムを終える女性たちは、自分で立派に製品を作ることができるようになっていました。

今回私が頼んだオーダーメイドワンピースは3日後、見事にこんな仕上がり具合でできてきました!(少し肩がきつかったのを調整してもらいました。)


作ってくれたのはマリアマさん17歳。
「最初は自信がなかったけれど、マダム(先生)が教えてくれて基本的なことができるようになった。まだまだわからないことも多いけど頑張りたい。卒業後もマダムの工房で働く予定。そしていつかマダムのようにお店を持って若い子たちに縫製を教えたい」

マリアマさんは小さい時に両親とブルキナファソから移住してきました。両親は別のところに住み、彼女は叔母と暮らしています。生活は貧しかったので小学校に通うこともできませんでした。だからこそ、今学べることがうれしいと、目を輝かせて話してくれました。


ガーナの農村では、マリアマさんのように、貧困のために就学の機会を得られず、男性を頼って暮らす中で予期しない妊娠に直面し、その後シングルマザーの状況に追い込まれる若い女性が少なくありません。彼女たちは、家族や地域に受け入れてもらえず、村から追い出されたりすることもあり、終わることのない貧困の連鎖に苦しみます。その負の連鎖から抜け出せるように、ジョイセフでは、ヴィリーナ株式会社の支援とジョイセフフレンズの寄付によって、6名の若い女性たちに縫製所で縫製技術を習得する奨学金を出しています。
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ガーナからのYouTube配信をリンクからご視聴ください


今回のガーナ出張中に、現地からYouTubeライブを行いました。
ガーナのアクルス村で建設中の診療所の建設現場の様子をアーカイブ配信でご覧いただけます!
YouTubeアーカイブ配信
(この診療所はホワイトリボンラン2024の寄付収益、株式会社ジーユー、株式会社MIYOSHIをはじめとする支援者のみなさまからの寄付金によって建設しています。)

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ショッピングでチャリティアクション

ホワイトリボン・チャリティロングスリーブTシャツが新発売です。ぜひお求めください。

「竹を使った素材で人々を健康に」という想いから、
竹のもつ消臭・抗菌・吸湿・吸水・保温・制電性を活かし、竹100%の天然素材と厳選したオーガニックコットンのみで糸から開発して誕生したブランド「takes.(テイクス)」とホワイトリボンがスペシャルコラボレーション。
ユニセックスの2サイズ展開、カラーは白・黒・ネイビーの3色です。

*1枚8,800円のうち、5,000円が寄付になります。
*ブランドの賛同で実現した本チャリティ企画限定の特別プライスです。

ホワイトリボン・チャリティロングスリーブTシャツはこちら

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最後に…

ガーナの首都アクラでの私のバーチャルラン写真でさようなら!

甲斐 和歌子
アフガニスタンプロジェクト担当。女性クリニック支援、ランドセルなどの物資寄贈、マンスリーサポーター「ジョイセフフレンズ」の担当も兼務。ジョイセフに入ったきっかけは、九州で育ちながら培ったジェンダーに対する問題意識から。日本そして世界のジェンダー平等を実現したい。将来の夢は日本やアフガニスタンの女性が住みやすい世の中になること。