ガーナ

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地域と保健施設をつなぐ母子継続ケア強化プロジェクト 保健スタッフの能力強化研修事業 保健施設への井戸設置支援プロジェクト

 

概要

ガーナ共和国イースタン州コウ・イースト郡は、森林地帯や台地などの地形に加えて、ヴォルタ川とその支流、また世界最大の人造湖であるヴォルタ湖を有しています。複雑な地形のために移動することが困難で、妊産婦が健診や出産のために保健施設を訪れることができない原因ともなっており、母子保健向上の取り組みが求められています。

ジョイセフでは、同地域において、「地域と保健施設をつなぐ母子継続ケア強化プロジェクト」(JICA草の根技術協力事業として、2017年1月開始)、およびJKA助成による「保健スタッフの能力強化研修事業」(2017年4月開始)により、妊産婦の保健施設までの心理的な距離を取り除くための仕組み作り、そしてサービスを提供する側の能力強化に取り組みます。

また、寄付金を活用し、対象地域において給水設備がまだ十分に整っていない診療所に井戸を建設し、水へのアクセスの課題を改善し、保健サービスの質の向上を目指します。

妊産婦が産前・出産・産後ケア等の保健サービスを利用できるように、母子保健で最も重要な時期となる妊娠期から生まれた子どもが2歳になるまでの切れ目のないケアを整え、ガーナの母子の命と健康を守ります。


地域と保健施設をつなぐ母子継続ケア強化プロジェクト

プロジェクトの概要

ガーナ共和国イースタン州コウ・イースト郡は、森林地帯や台地などの地形に加えて、ヴォルタ川とその支流、また世界最大の人造湖であるヴォルタ湖を有しており、複雑な地形は住民の域内移動を困難にし、妊産婦が健診や出産のために保健施設を訪れる機会が限られる要因ともなっています。

そのため、他郡と比べて母子保健に関する指標がかなり低くなっており、郡保健局の2014年の統計によると、コウ・イースト郡では、1回でも妊婦健診を受けた割合は79%と、全国平均97%に比べて低く、また国際基準である最低4回の健診を受けた妊婦は41%と、国平均である87.3%に比べて低く、国家目標である85%の半分しか達成できていません。また、同郡で産後ケアを受けた母子も41.6%にとどまっています。

妊産婦サービスの利用が低く、医療従事者の立会いによる出産の割合が低いことは、妊娠・出産に伴う合併症への対応の遅れにもつながり、母子の健康が損なわれるリスクが高くなります。

そのため、ジョイセフは、2017年より、JICA草の根技術協力事業として、地域と保健施設をつなぐ母子継続ケア強化プロジェクトを実施し、妊産婦、新生児、乳幼児に必要な母子保健サービスを必要な時に適切な形で受けられるようにすることで、妊産婦、新生児、乳幼児の保健の向上に繋げていきます。

【主な活動】

  • 地域の母子と保健サービスをつなぐ橋渡し役となる母子保健推進員の育成
  • 母子保健推進による保健教育活動への支援
  • 保健医療従事者へのクライアントフレンドリーなサービス等の研修実施
  • 母子継続ケアのための地域と保健施設の連携体制の強化
目的 妊産婦が産前・出産・産後ケア等の保健サービスを利用できるように、地域と保健施設のつながりを強化し、妊産婦、2歳未満児とその母親による母子保健サービスの利用の増加を目指す。
実施地域 イースタン州コウ・イースト郡
対象人口 全人口85,500人(うち妊産婦約3,400人)
実施期間 2017年1月~2020年1月
支援機関 国際協力機構(JICA)
現地協力団体 ガーナ家族計画協会(PPAG)、コウ・イースト郡保健局

保健スタッフの能力強化研修事業

目的 対象地域において、保健ボランティアを育成し、啓発活動を通して住民の保健サービスへの意識を高めるとともに、質の高い保健サービスを提供できるように保健スタッフの能力を強化する。
実施地域 イースタン州コウ・イースト郡
実施期間 2017年4月~2018年3月
対象人口 全人口85,500人(うち妊産婦約3,400人)
支援機関 JKA
現地協力団体 ガーナ家族計画協会(PPAG)、コウ・イースト郡保健局

ジョイセフは、2011年から2014年にかけて、コウ・イースト郡にリプロダクティブ・ヘルスセンターと住民に最も身近な保健医療施設として機能する診療所4施設を建設し、保健医療サービスの基盤整備を行いました。

本事業では、保健ボランティアを育成し、住民の保健サービスの利用を喚起していくとともに、上述のリプロダクティブ・ヘルスセンターおよび4つの診療所を含む24の診療所で働く保健スタッフ約60名に対して能力強化研修を行い、住民のニーズに応える質の高い保健サービスを提供していけるよう、環境作りに取り組みます。

研修を受けた保健スタッフは、遠方のため保健施設を頻繁に訪れることができない妊産婦の自宅を訪問し、産前・産後ケアの提供などのアウトリーチ活動も行います。

 


保健施設への井戸設置支援プロジェクト

ジョイセフは、2011年から2014年まで、コウ・イースト郡で実施した外務省NGO連携無償資金協力案件において、基礎的な地域保健サービスを提供する診療所を4施設建設しました。また、寄付金を活用し、診療所で必要な水を供給するための貯水設備として、水タンクをそれぞれの診療所に設置しました。

ガーナの農村地域の診療所では、水の確保が恒常的な課題となっており、井戸や水タンクなどの水を供給するための設備が圧倒的に不足しています。そのため、本事業では、寄付金のご協力により、プロジェクト地域で給水設備がまだ十分に整っていない診療所に井戸を建設し、水へのアクセスの課題を改善し、保健サービスの質の向上を目指します。皆さまのご協力をお願いいたします。

農村地域で地域保健を担う診療所では給水設備が整っていないため、常に水不足の問題に直面しています。
120万円あれば、村の診療所1施設に井戸を建設することができます。
医療機器の洗浄消毒、分娩介助や診療所を訪れた人々の飲料水が日常的に利用できるようになることで、診療所はその機能を最大限発揮し、地域の人々の命と健康を守ることができるようになります。

目的 ガーナの保健施設において、特に妊娠・出産関連のサービス提供に不可欠な安全な水へのアクセスを確保する。
実施地域 イースタン州コウ・イースト郡
対象人口 ボンクラセ、シェウォホーデンの住民 約8500人
実施期間 2017年4月~2018年3月
支援機関 寄付金
現地協力団体 ガーナ家族計画協会(PPAG)

これまでのガーナでのプロジェクト紹介

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