【2011年 東北の女性支援】 活動内容

  • 東北の女性支援
  • レポート

2011.6.14

「お互いさま」を合言葉に

ジョイセフは、2011年3月11日の東日本大震災にて、未曾有の災害に遭った被災地の女性、妊産婦、赤ちゃんの役に立ちたいとの願いから、主に岩手、宮城、福島の3県の被災地域において被災地支援を実施してきました。
世界中から温かいご協力をいただき、被災地の妊産婦や女性及び新生児への支援を、緊急支援物資の提供、義援金(ケショ)による産婦への支援、助産師による妊産婦ケアの提供、産婦人科医による家族計画サービスの提供、保健施設の機材供与、妊産婦や女性のための憩いの場所の設営と運営などを通じて届けてまいりました。
日頃私たちが支援している開発途上国からも被災地への支援が多く届きました。苦しい時は「お互いさま」という思いが世界中にあることも私たちは痛感いたしました。

被災地の状況は刻一刻と変わり、さまざまな課題も見えてきています。
新たな課題に合わせ、ジョイセフは、被災地への支援をさらに推進していきたいと思っています。
みなさまの引き続き温かいご支援ご協力を、心よりお願い申し上げます。

ジョイセフの被災地支援活動の6つの柱

  • 女性、妊産婦、赤ちゃんのための緊急物資支援
  • 現地助産師の活動(女性、妊産婦ケア、健診、カウンセリング)支援
  • 家族計画のサービス
  • 被災産婦への義援金給付
  • 市町村が実施する健診事業(乳幼児健診など)に必要な資機材教材の支援
  • 女性や妊産婦が笑顔になれるさまざまなプログラムの実施

被災地への支援は今や緊急物資支援から、復興支援へと被災地が元気を取り戻し再出発するための支援に移行しております。引き続き、被災地の女性と妊産婦さんの支援に、是非、皆さまのご協力をお願いいたします。

ジョイセフの被災地支援のルール

ジョイセフの被災地支援は以下のルールに基づいて活動します。

ルール1.
支援の対象は妊産婦と女性である。
ルール2.
地元の人々が自らの活力を発揮できる支援を考え、直接スタッフを派遣するのではなく、地元で活動している助産師を中心に、産婦人科医師等の協力を得て実施する。
ルール3.
関係団体との協力・連携のもとに実施する。
ルール4.
支援は平成23年度通年で継続する。
ルール5.
国・県・市町村が行っている被災者支援事業との連絡・調整を図る。

お願い

様々な報道を受け、被災地の助産院への電話が殺到しております。これにより、助産院の被災地での妊産婦への救援活動に支障をきたしております。本支援活動について、電話による助産院への直接のお問い合わせは、どうぞご遠慮ください。よろしくご理解のほどお願い申し上げます。
なお、本支援活動については、ジョイセフ、または(社)日本助産師会までお問い合わせください。

個人からの支援物資は受け付けておりません。

皆さまからお問い合わせをいただいていますが、ジョイセフでは個人からの支援物資は受け付けておりませんので、どうぞよろしくご理解のほどお願い申し上げます。