アフガニスタンの母子に食料を届けたい

【アフガニスタン食料危機】緊急支援にご協力ください。

凍てつく寒さ、深刻な貧困と飢餓。過去最大の人道危機が進行するアフガニスタンで、ジョイセフは緊急の食料支援を実施します。

現在、多くの妊産婦と乳幼児が栄養失調で命の危険に瀕しています。一刻も早く食料を届けるために、皆さまのご協力をお願いします。

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緊急支援の主な内容
1家族(平均7人)が最低限の生活を1カ月間維持できる「食料支援パッケージ」を500世帯に配付します。

タリバンによる政変以降、国際社会から孤立して支援が途絶えたアフガニスタン。氷点下にもなる厳しい寒さ、度重なる大干ばつとコロナ禍も影響し、史上最悪と言われる人道危機が起きています。

国連世界食料計画(WFP)は今冬、国民の半数以上の2280万人が飢えると予測しました。すでに9割以上が食料に困窮しているとの情報もあります。特に影響が深刻なのは、栄養不良が生死に関わる乳幼児や妊産婦、立場の弱い女性と子どもです。

※参考資料:https://ja.wfp.org/news/afukanisutanterenkounobanshukashenkenajienizhimianrendaodenisukajiludereherunikuoda

ジョイセフが支援する東部ジャララバードの母子保健クリニック周辺でも、日を追うごとに事態が悪化しています。クリニックに診療を求めて訪れる、栄養失調の妊産婦や乳幼児、母乳が止まったお母さんたち。クリニック前の路上では子どもたちが家財道具を並べて売り、生活の足しにしようとしています。

市街で物を売る人たち

クリニックのアフガニスタン人スタッフたちは、診療や健診に訪れた女性たちに少しでも栄養をとってもらおうと食事を提供するなど、自分たちのわずかな所持金を使って人々を支援しています。
しかし、クリニックのスタッフたちも大家族を抱え、日々の食事をなんとか工面している状況です。

現地では、家族が食べ物を得るために、女の子をより裕福な男性と結婚させるという例も後を絶ちません。実際に児童婚が増えているという報告も出ています。

人々が極限まで追い込まれている今、一刻の猶予もありません。ジョイセフは「食料支援パッケージ」を用意し、母子保健クリニック周辺の各家庭に、緊急度の高い世帯から配付します。

ジョイセフは母子保健クリニック周辺の各家庭に、緊急の「食料支援パッケージ」を配付します。

1世帯・平均的な7人家族が1カ月間生活するために、最低限必要な食料パッケージの内訳の例(内容は調達時の為替や物価の状況によって変わります)

小麦粉20kg・お茶1kg・料理油5リットル・砂糖7kg・豆3.5kg・洗濯石鹸12個・手洗い石鹸6個

食料パッケージを用意する費用は、1世帯分あたり12600円(配付関連費含む)を想定。最初の配付目標である500世帯分を用意するには、約630万円が必要です(為替・物価により変動する場合があります)。

いち早く現地に食料を届けるために、緊急支援にご協力ください。

月額2000円で、1人に1カ月分の食料を届けられます。

6カ月の継続支援で、1家族7人に1カ月分の食料を届けられます。

1回の寄付もできます。

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【ジョイセフへの募金は寄付金控除の対象です】
最大約4割が所得税より還付されます。
【 詳しくはこちら 】

 

食料パッケージの配付ルートについて

配布対象:ナンガハール州ジャララバード市で、飢餓のリスクがある家庭
※ジョイセフの現地協力団体であるアフガン医療連合センターがクリニック周辺の調査を行い、最も危機的な状況にある500世帯をリストアップして、順次配付を開始します。

ご支援金は、現地の最新情報に基づき、適切に使わせていただきます。

今回のプロジェクトは、ジョイセフのアフガニスタン事業の20年来の連携団体であるアフガン医療連合センターと協力して実施します。

アフガン医療連合センター:1992年から医療分野でアフガニスタンの地域に根ざした活動を行うNGOです。1995年以降のタリバン政権下においても妊産婦の保健を中心に活動を続けてきています。

いただいたご支援金は外貨に換えて現地に送る予定です。11月末現在、送金可能であることが確認できました。緊急支援パッケージの食料は現地で調達して、アフガン医療連合センターのスタッフから支援を必要とする世帯に届けます。

社会情勢の変化により、万が一パッケージを届けられなくなった場合は、同地域の母子保健クリニックでのサービスの提供などの母子保健事業の費用に充て、女性と子どもの健康を守るために活用させていただきます。

ジョイセフはアフガニスタンのジャララバード市で、母子保健に特化したクリニックを支援しています。このクリニックは皆さまの寄付で運営されています。

今回支援物資を配付するジャララバード市において、ジョイセフは2011年より母子保健事業を実施してきました。毎年約3万人の命と健康を守る活動を続けています。

アフガニスタンの妊産婦死亡率は出生10万人あたり638人。日本の率の約128倍にも上ります。背景には、医療施設や女性医療従事者の不足などにより、依然として女性が質の高い保健医療サービスを受けられないという課題があります。

ジョイセフは、医師・助産師・看護師・カウンセラーなど、医療従事者に女性を雇用したクリニックの運営を支援しています。地域で唯一、女性と子どもが安心して保健医療サービスを受けられる施設です。

<具体的な活動内容例>

・産前産後ケア
・施設分娩
・避妊薬(具)の提供
・予防接種
・啓発教育(妊産婦健診、家族計画、母子保健などのテーマ)

クリニックでは医療サービスを無償で提供していますが、コロナ禍と政変で物価が高騰し、医薬品を買う資金が不足しています。

近隣の医療施設が相次いで閉鎖する中で、母子保健クリニックは現在も診療を続け、地域外からも患者が押し寄せています。このクリニックは地域医療の生命線であり、何としても守り抜かなければなりません。

医薬品が不足するクリニックの様子

女性医師やスタッフは全身を覆うブルカ姿ではなく、タリバンから許可を得て、動きやすいヒジャブ姿で働いています。

女性と子どもの命を守るために、皆さまのご支援をお願いします。

月額2000円の支援を1年間継続すると、女性36人にクリニックでの保健医療サービスを提供できます。

母子保健クリニックは、個人サポーターおよび支援企業からの寄付で運営されています。
ジョイセフでは、毎月継続的にジョイセフの活動を支えてくださる「ジョイセフフレンズ」を募集しています。

ジョイセフフレンズとは

世界の女性たち「フレンズ」を、毎月2,000円から継続的に支援するマンスリーサポーターです。

たとえば、月額2000円を1年間支援することで、アフガニスタンの女性36人にクリニックでの保健医療サービスを提供できます。
 
男性医師に肌を見せられない保守的な地域の女性のために、女性の医師とスタッフが対応する診療体制を用意できます。
 
病気や妊娠の際に、女性が安心して受診・相談できる保健サービスにより、女性や赤ちゃんの命を守ることができます。
 
12~13歳といった低年齢で結婚を強要され、毎年のように出産を余儀なくされている少女たちが、家族計画に関する知識を得たり、ピルやコンドームを手に入れることができます。

ジョイセフフレンズになる
ジョイセフへの寄付は「寄付金控除」の対象となります

皆さまの継続的な支援によって、世界の女性が直面する困難な現実を変えていくことができます。

ジョイセフへの寄付は「寄付金控除」の対象となります。

 

ジョイセフアンバサダー/モデル 冨永愛

今、アフガニスタンでは、経済制裁で銀行の資産が凍結され、世界各国からの支援が止まり、乳幼児や妊産婦、弱い立場の女性、子どもたちが食料危機の深刻な被害を受けています。

ジョイセフが支援するジャララバード市の母子保健クリニックにも、連日、明日食べる物がない、栄養失調の乳児や妊産婦が診療を受けに訪れていると聞き、私もとても胸が痛いです。

このアフガニスタン支援のため、ジョイセフは現地で緊急の「食料支援パッケージ」を配付します。私もジョイセフのアンバサダーとして日本から支援します。皆さまも一緒に支援のご協力をお願いいたします。

未来への希望を届ける「思い出のランドセルギフト」にもぜひご支援をお寄せください。

ジョイセフは2004年から「思い出のランドセルギフト」という支援も続けています。日本で大切に使われたランドセルを、アフガニスタンの子どもたちに届けるプロジェクトです。

 
17年間で約24万個を贈り、子どもたちの学びを応援してきました。女性の就学率が低い中、ランドセルを受け取ることで人々の意識に変化が芽生え、女の子もランドセルを背負って学校に通うのが一般的になった地域もあります。2020年には、17年前にランドセルを受け取った一人の少女が大学の医学部を卒業し、晴れて医師になりました。

アフガニスタンでは紛争が続き、現地に届く物資の多くは爆弾や武器でした。しかしランドセルは政治や戦争と関係なく、日本の子どもたちがアフガニスタンの子どもたちへ思いを込めて贈るものです。そのメッセージは現地の人々だけでなく、タリバンをも動かしています。

2021年10月5日、ジョイセフはタリバン統治下のナンガハール州コギャニ郡で、政変後初めてランドセルを配付しました。ジョイセフが活動するナンガハール州では、タリバン内の穏健派が保健と教育の大切さを認め、地域事業を推進しています。ランドセル配付にはタリバンも立会い、公式に賛同を示しました。

タリバンを恐れ、女性が表に出ない今こそ、男女平等の教育を象徴するランドセルを贈り続ける意味があります。「女の子も学校へ行くのが当然」というメッセージを伝え、現地のムードを変えていきます。

ジョイセフは、引き続きランドセルの寄付を受け付けています。次回もコンテナが満載になり次第、発送する予定です。

大切な思い出が詰まったランドセルを、アフガニスタンの子どもたちに贈りませんか。


6年間愛用した、大切なランドセル。
学用品を必要としている
アフガニスタンの子どもたちへ、
思いをのせて贈ってみませんか。

ランドセルを贈る