リプロダクティブヘルスに重点を置いたプライマリヘルスケア強化プロジェクト

すべてのプロジェクトミャンマー母子保健プライマリヘルスケア / 地域保健強化ヘルスプロモーション3.すべての人に健康と福祉を17.パートナーシップで目標を達成しよう

プロジェクト名 リプロダクティブヘルスに重点を置いたプライマリヘルスケア強化プロジェクト
実施国 ミャンマー
活動の目的 対象地域における妊産婦及び女性のリプロダクティブヘルスの状況が改善される
実施地域 バゴー(西)地域 テゴンおよびパウカウン タウンシップ
対象人口 同地域の全人口25万4,718人のうち、妊産婦3,380人及び出産可能年齢の女性約7万3,000人
実施期間 2017年9月―2020年8月
スキーム等 JICA(国際協力機構)草の根技術協力事業
共同実施機関(現地) ミャンマー国保健スポーツ省公衆衛生局妊産婦保健・リプロダクティブヘルス課および健康教育課、バゴー地域保健局、テゴン・タウンシップ保健局およびパウカウン・タウンシップ保健局 他
背景 ミャンマーでは妊産婦死亡の約 87%が家庭で、90%が医療機関以外の場所で起きていると言われており、農村人口が約 9 割を占める対象地域でも、同様のリスクがあります。こうしたリスクは、地域住民の間での適切な知識や情報の不足、また緊急時の対応の遅れや不十分な処置により発生します。解決するためには、安全で衛生的な環境での分娩が確保できること、妊産婦自身やその家族が自分の健康リスクを判断しうる知識や情報を得られること、緊急時にすみやかに治療ケアのできる施設まで搬送できる体制を作ることが必要です。本事業対象地は、全国平均より高い妊産婦死亡率と、施設分娩率の低さが課題となっています。
主な活動 1.保健サービス提供者および行政官に対して地域参加型保健活動に関する研修を行います
2.住民参加型ワークショップを行い、地域参加型保健活動計画(コミュニティ・アクションプラン)を策定します。

CAP年次レビューワークショップで、2019年度の活動状況をレビューする村落行政官と基礎保健スタッフ

CAP年次レビューワークショップで、2020年度の活動計画案を発表する村落行政官

3.保健サービス提供者と地域の母子を繋ぐボランティアである母子保健推進員(MCHP)を育成します(優秀な活動をした母子保健推進員を対象に、他地域の母子保健推進員との相互学習の機会も提供します)

母子保健推進員再研修(テゴン)          

各コミュニティで自主的に行われている母子保健推進員への研修が、活動継続の動機付けになっている。

4.MCHPにより、地域の女性や母親に対する健康教育を行い、また母子保健サービスの利用を勧めます。

母子保健推進員による妊婦訪問(テゴン・タウンシップ)

コミュニティ住民から集められた地域信託基金から、出産支援金を出産した女性に手渡す母子保健推進員

5.保健サービス提供者(特に助産師)のサービス技能向上のための研修を行います。

母子保健推進員指導者研修(パウカウン)

母子保健推進員指導者研修(テゴン)

6.本事業の活動成果、優良事案、教訓などを国内他地域に共有するためのワークショップを開催します。

現地からの声 テゴン・タウンシップのイン・ピー・ラー農村保健所で行った、基礎保健スタッフとのインタビュー
「保健スタッフが村を出張訪問するとき、母子保健推進員が村で予防接種が必要な母子の人数などの情報を事前に電話で連絡してくれるので、必要な準備をすることができて助かっている」

インタビューに答えるテゴン・タウンシップのイン・ピー・ラー農村保健所基礎保健スタッフ

パウンカン・タウンシップ、ダマトウ農村保健所、村落行政官とのインタビュー
「母子保健推進員が妊婦の危険な兆候に気づくと、保健スタッフに電話で連絡した後、バイクで妊婦のところに駆けつけます。入院が必要な場合は、村落行政官が車を手配します。前回はパウンカン病院に母子保健推進員が自分の車で患者を搬送しました。村には車が何台かありますので、必要な場合は車の持ち主に患者の搬送を頼むことが簡単にできます。母子保健推進員と保健スタッフと村落行政官はチームとなって協力しあいます。車を使うとガソリン代を払わなくてはいけませんが、緊急搬送の場合は車の所有者が負担し、患者に支払いを要求しない場合もあります。」

自分の車を緊急搬送用に使うこともある村落行政官。

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