ミャンマーにおける草の根レベルの行動変容コミュニケーション活動能力強化プロジェクト

プロジェクト名 ミャンマーにおける草の根レベルの行動変容コミュニケーション活動能力強化プロジェクト
実施国 ミャンマー
プロジェクト地区 全国
対象グループ 15~49歳の女性とその夫や家族
活動の目的 保健省・保健局・健康教育推進本部スタッフの、リプロダクティブ・ヘルスのアドボカシーや健康教育のための、映像制作、及び印刷媒体制作の能力強化を行う
委託機関 パッカード財団
実施期間 2002年9月~2005年12月
相手国実施団体 ミャンマー保健省・保健局・健康教育推進本部
活動内容

安全な母性をテーマとした、紙芝居制作、及びテレビ・ドラマ制作などを通して、保健省の健康教育推進本部の映像制作スタッフ、及び印刷媒体の制作スタッフの能力を強化。

また、講義形式のセッションを通して、教育教材の企画、行動変容に対する取り組みについて、研修を実施。

このプロジェクトを通して、同じテーマとストーリーを基に展開する「マルチ・ソルーション技術」を活用したメディア制作技術が現地スタッフに移転。

保健省健康教育課のスタッフに技術移転トレーニング

保健省健康教育課のスタッフに技術移転トレーニング

映像制作に関しては、企画、台本作り、撮影、編集の技術を、印刷媒体の制作に関しては、同じく企画、台本作りから始まり、外部の業者とのやり取り、印刷前段階のレイアウトチェックの方法などが技術移転。

この能力強化活動を通して制作された、安全な母性、男性参加や地域の支援をテーマとした『双子の天使』というアドボカシードラマは、VCDとして2000枚配布。

また国営放送(MRTV)を通じて2週間に1回全国放送、1年間を通して合計48回放映。

男性保健ボラティアや、若者ボランティア『双子の天使』の紙芝居を活用し、地域の中で男性参加を促すための啓発活動を展開。

ミャンマーの若手画家が紙芝居の原画を描く

ミャンマーの若手画家が紙芝居の原画を描く

現地からの声 担当者の声

「ミャンマーで人気のテレビドラマに目をつけ、安全な母性に関わる問題を伝えるために、ジョイセフと保健省のスタッフが中心となってアドボカシードラマを制作しました。このドラマを通じてミャンマーのお母さんの健康が改善されることを願っています。」