フィリピン・バタンガス州における住民主導リプロダクティブ・ヘルス(CoRH)/栄養改善統合プロジェクト

プロジェクト名 フィリピン・バタンガス州における住民主導リプロダクティブ・ヘルス(CoRH)/栄養改善統合プロジェクト
実施国 フィリピン
プロジェクト地区 バタンガス州
対象グループ 男性、女性、10~24歳の若者
活動の目的 地域に根ざしたリプロダクティブ・ヘルス教育とサービス提供による、住民のリプロダクティブ・ヘルスの向上を目指す
委託機関 味の素株式会社
実施期間 2002年10月~2005年3月
相手国実施団体 バタンガス州政府
活動内容

地方分権化を進めるフィリピンにおいて、地方政府およびコミュニティの実施運営能力強化を進めながら、栄養と統合したリプロダクティブ・ヘルス改善を目指す健康促進モデル事業を実施。

栄養失調の子どもには栄養補給の給食クラスが開かれ、合わせて簡単で栄養価の高い料理指導も母親に対して行われた。

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村レベルには「バランガイ・タスクフォース」が組織され、村長・助産師・保健推進員・男性ボランティア・若者ボランティアが中心的メンバーになり、活動の計画・実施・レビューを定期的に行い、リプロダクティブヘルス活動が進められた。

活動の持続性を考慮し、村ごとに収入創出活動を行われた。また村の条例にリプロダクティブヘルスへの活動のための予算化を明文化することで、活動が村の事業の一環で行われるような環境をつくった。

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現地からの声 担当者の声

「バタンガス州のプロジェクト地区は、内外からたくさんの人が視察に訪れ、その経験からたくさんのことを学びに来ています。2町からスタートしたプロジェクトは、8町に拡大しました。ジョイセフからの直接的な支援は2005年に終了しましたが、今でも州の保健局を中心に、自分たちの力でリプロダクティブヘルス推進活動が進められています。」